1933年から続く濾過助剤、珪藻土、パーライトのパイオニアとして
資源採掘から開発製造研究を行っています【東証スタンダード市場上場4990】

社長ご挨拶

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社長ご挨拶

代表取締役社長 石橋健藏

株主及び投資家の皆様へ

平素より弊社に対しまして格別のご支援を賜り誠にありがとうございます。
当社グループは、天然資源の珪藻土・パーライトを原料に、液体に含まれる固形物を取り除くろ過助剤や建材、充填材等を開発・製造販売するともに、プール用化成品事業等関連事業を展開しております。

2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)における我が国経済は、経済活動の正常化が進み景況感は幅広い業種で改善されたものの、世界的な物価高の持続や地政学リスクの長期化、円安の進行など、先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、依然高水準にある燃料費等が製造原価を圧迫するなど厳しい状況で推移しております。
このような経営環境の中、当社グループにおきましては売上目標達成と利益確保に尽力しました。
その結果、国内市場においては販売価格改定等の効果により増収となったものの、海外市場における売上減少の影響により売上高は前年同期並みの91億96百万円(前期比0.3%減)となりました。
利益面では、「有形固定資産売却益」及び「投資有価証券売却益」を計上しましたが、旅費交通費やIT関連投資に伴う通信費等の増加に加え、前年同期に計上した為替差益減少の影響等により経常利益は7億19百万円(同13.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億84百万円(同5.2%減)となりました。

2025年3月期は、雇用・所得環境の改善や設備投資の底堅さの持続等により緩やかな回復が続くものの、世界的な金融引き締め影響や海外景気の下振れリスク等、今後の予測が難しい状況が続くと予想されますが、グループ一丸となって収益力向上に努めてまいります。

利益配分につきましては、安定配当並びに長期視点による設備投資及び研究開発の実践のため、内部留保の確保を基本方針としておりますが、2024年3月31日を基準日とする配当につきましては、1株につき8円の配当の実施を決定いたしました。株主及び投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 石橋健藏