フィラー・充填材
当社グループが製造するフィラー・充填材(充填剤)は、化石鉱物である珪藻土由来のフィラーを「ラヂオライト」、火山岩鉱物であるパーライト由来のフィラーを「トプコ」、「ハードライト」、「日本パーライト」というブランド名で提供しております。
なお、充填材に関する詳細情報及び主要原料であるパーライトに関し、素材特性や製品加工に至るまでの工程など別サイトに纏めております。
■製品グレードの一例
製品名 | 嵩密度(g/cm3) | 平均粒径(μm) |
ラヂオライトF | 0.13(ルース) | 11.4 |
トプコNo.54 | 0.09(ルース) | 5.9 |
ハードライトB-04 | 0.34(ED) | ― |
日本パーライトT-3 | 0.25(ED) | ― |
無機材料である当社製品は、薬剤などに対して不活性な特性を持ち、主原料と反応することなく混合してお使い頂く事ができます。各用途に応じ、商品をご使用頂くことによるメリットが異なり、その一部を紹介致します。
フィラー用途
■塗料用途などでのメリット(代表的な商品:ラヂオライトF)
※「つや消し効果」とは
多孔質である当社製品を混合することで、光を乱反射させ、塗料表面のツヤが消え、柔らかい光沢面を得ることができます。また、多孔質であることにより、蒸気の透過性調整や塗膜のフクレやハガレを抑えるとともに、乾燥時間の短縮を図ることができます。
■シリコーン用途などでのメリット(代表的な商品:ラヂオライトF)
珪藻土・パーライトは白色度・軽量性を活かし増量剤として使用されています。 また、両素材ともにアモルファスシリカを有していることから、追加効果としてシリコーンの強度補強がなされます。
■アンチブロッキング剤用途などでのメリット(代表的な商品:トプコ№54)
プラスチックやフィルムなどへ練り込み又は塗付することで、表面を凹凸にし、微視的な粗さを作り出す事ができます。フィルム同士の密着を抑制する効果を発揮します。
建材用途
■フライアッシュ代替としてのメリット(代表的な製品:ハードライトB-04)
詳細はハードライト特集ページを参照下さい。
■軽量建材用途としてのメリット(代表的な商品:トプコ5B、ハードライト)
■湿式建材「塗り壁」用途としてのメリット(代表的な商品:ラヂオライト#900)
担体用途など
■担持担体として農薬用途などでのメリット(代表的な商品:ラヂオライト#200)
■土壌改良材用途としてのメリット(代表的な商品:日本パーライトM-1)
フィラー充填材の分析選定
当社は多種の分析装置、強度測定装置を研究分析センターに備えております。お客様の仕様にあわせた開発品の分析と品質保証、求められる製品条件に対する当社商品の品種検証、各種無機鉱物の分析・物性確認試験、粉体強度試験を実施しております。
当社の研究・技術開発については、専門ページをご確認ください。
■「RADIOLITE\ラヂオライト」「HardLite\ハードライト」「TOPCO\トプコ」「日本パーライト」は
昭和化学工業株式会社の登録商標です。