濾過助剤選定サービス
お客様の濾過対象の原液または模擬液をお預かりして、助剤選定用濾過器にて最適な濾過助剤を選定するサービスです。専門研究員が担当しますので、安心してお任せください。Web会議システムにて打ち合わせも対応しております。
濾過条件及びお客様が求められる濾過後の濾液の清澄度などにより、濾過助剤グレードの選定、濾過助剤を添加し使用する量が異なります。適切な濾過助剤を組み合わせることにより、多岐にわたる分野における濾過対象物の濾過条件に対応することができます。濾過効率を向上されたい方、濾過に問題がある方、新たに濾過工程を検討される方、お気軽に相談ください。
その他、濾過に関する事項において、以下のご相談も承っております。
濾過助剤選定サービス事例:難濾過性液体の濾過検討
■原液の濾過時の状態と濾過への要求事項
濾過に時間が掛かりすぎるため、時間を短縮したい。
清澄性に関しては、ある程度目に見える不純物が除去できれば問題ない。
■濾過器条件
濾過器の形式:フィルタープレスを検討中 濾過面積:10m2程度
濾材:濾紙(捕捉粒子径5μm程度)
■原液性状
原液:飲料 濾過分離対象物:果実繊維 粘性:比較的高粘度
注意事項:飲料のため、危険性はない。加温、希釈不可。
■濾過試験条件
濾過器:加圧式濾過器 温度:室温(25℃) 濾材:濾紙5A
■選定検討製品
製品名 | 製品区分 | 透過率(darcy) | ケーク嵩密度 (g/cm³) |
50%平均粒子径 (レーザー法)μm |
---|---|---|---|---|
ラヂオライト #1500H |
珪藻土融剤焼成 | 1.29 | 0.34 | 24.3 |
ラヂオライト SF |
珪藻土焼成品 | 0.11 | 0.35 | 12.7 |
■試験結果
■選定結果及びコメント
濾紙のみでの濾過と比較すると、透過率が大きい#1500Hを使用した場合は濾過速度が大きく向上した。また、透過率が小さいSFを使用した場合は濾過速度がやや向上し、透明な濾液が得られた。過時間削減が目的とのことから、#1500Hを提案した。
濾過助剤選定依頼
お客様の濾過条件についてのヒアリングを基に選定試験を行います。下記バナーよりお気軽にお問合せください。
■「RADIOLITE\ラヂオライト」「HardLite\ハードライト」「TOPCO\トプコ」「日本パーライト」は
昭和化学工業株式会社の登録商標です。